宗田理のぼくの日記帳
2002年4月
★毎日ではありませんが、気まぐれ的に書いています。
 
4月23日(火)
いま日本のエリートたちには名誉も恥もどこかに捨ててしまった人たちが多い。中学校のフェンスに立小便して、生徒たちの顰蹙を買ったり、まさに国をあげてのモラル大崩壊である。しかしだからこそ若い人たちは自分の未来のために「どう生きたらいいか」を探さなければならない。
そう思っていたところ、今朝の朝日新聞の朝刊に「野依教授3200万円申告漏れ」という記事がトップで出ていた。そのわきには高検の部長が逮捕されたとある。
申告漏れというのは脱税というれっきとした犯罪である。教授の談話としてどのように申告していいのかわからずに放置してしまったとあるが、これは明らかにおかしい。ノーベル賞学者にもわからないほど難しい問題なのであろうか。この間、野依教授はテレビで子どもたちが理想とする人間について話していたが、その本人がこういうことをやるのでは、子どもたちになんと説明するのであろうか。
戦後の日本のモラル崩壊は来るところまで来たという感じだ。ぜひまもなく出る『ぼくらはどう生きるか』を読んで、子どもたちが何をどう考えているか、勉強してもらいたい。



4月21日(日)
『ぼくらの特命教師』が予定どおりできなくてもうしわけない。
いま『ぼくらはどう生きるか』(5月に角川書店より刊行)とほかの仕上げに追われてしまって、執筆が間に合わなかった。
『ぼくらはどう生きるか』についてはすでに掲載者も決まったので、それぞれにメールで確認作業を取っているが、何人かはメールアドレスが間違っているか、古いものなので戻ってきてしまった。
その方々については近日中にこのサイトで告知する予定。

ところで、世の中には信じられないことがあるものだ。18日のCNNのインターネット・こぼれ話にこんなニュースが出ていた。
ナカノ君とタカハシさんという日本の若いカップルが戦争状態にあるベツレヘムのガレキの中を聖誕協会に向かって歩いているのを取材記者が発見、事情を聞いてみると、幸せな二人は六ヶ月も世界旅行をしていたので、テレビも新聞も見ていなくて、そこで戦争しているのを知らなかったと答えた。このことは英国のBBCが世界に向けて発進したそうだ。日本の恥を世界にさらしたと報じている媒体もあるが、ふとこんなブラックジョークを考えた。どこかの旅行代理店が「命保証しません。聖誕協会ツアー」なんてツアーを募集するかもしれない。この感想メールしてほしい。



4月15日(月)
ぼくは今戦争中の子どもたちの物語を完成したところだが、こういうものを書くには参考図書が数十冊も要る。そこで必要なページには付箋をつけ、要点はマジックで線をいれることにしている。線の色はオレンジと緑である。なぜ色分けするかというと、オレンジは今書いているものに必要。緑はさし当たって必要ではないが、面白いと思った部分。これが後日読み返したときに役立つのだ。
こんど『三色ボールペンで読む日本語』(斎藤孝著 角川書店)はぜひ読むことをおすすめする。こういう読み方を体系化されてみると、なるほどとうなずくところが多い。
本を汚すことに抵抗のある人がいるが、面白いと思った部分に線を引くのは賛成である。
あとで読み返したとき、自分はここに感動したのかわかって楽しい。

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