宗田理のぼくの日記帳
2003年8月
★毎日ではありませんが、気まぐれ的に書いています。
 
8月31日(日)
ぼくの友人であり病院長でもある鈴木五雨さんが、神田神保町三省堂裏のすずらん通りにある『檜画廊』で「言葉と明かり」という展覧会を9月1日から6日までやっている。蔓を山から取ってきて行灯を作るのだが、(そんな暇がいつあるのだろう)これが忙しい病院長の手遊びとは思えない出来なので、神保町に出かけたらのぞいてほしい。会場には出版したばかりの「ドクターグース」というエッセイも並んでいる。こちらも思わず笑わせられる。こんな院長がいる病院なら行ってもいいと思わせる内容だ。



8月28日(木)
きょう、大阪教育大付属池田小学校事件の宅間被告に死刑の判決が言い渡された。その判決は被告不在という異常な状態で行われた。宅間被告については、いろいろな人がいろいろ発言しているが、朔立木さんという作家が『深層』(光文社)の中で『スターバート−・マーテル』という短編で宅間被告の別れた妻を主人公にして書いている。こういう一節がある
 「あの人は、気が狂っているんじゃないんです。物事がよくわかる人なんです。自分
でしたことがわからないわけではないんです。わかっているににやってしまうんです。一番していけないこことをしてしまう。  でもわかっていてもできない人が、この世の中にはいるんです。
 あの人はそういう人だからこの世の中から許せない人間なんです。
 もともと、この世の中に生まれてきてはいけない人だったのかもしれません。
 そのことを、私はよくわかっています。あの人も、本当は自分でよくわかっています。
 だから、本当は恐くて、恐くてしょうがないんだけど、死ぬしかない、死刑にしてほしいって言ってるんです。
 お願いですから、あの人がそう言っているうちにしてやってください。」
本書が書かれたのは一年前だが、作者は法曹界に身を置いる人だけに、事件の中の人間性が生き生きと描かれていて、名古屋から東京までの新幹線の中で一気に読んでしまった。

●読売新聞中部版に宗田書店のことが記事になった。
http://chubu.yomiuri.co.jp/ckei/cke030813_1.html



8月7日(木)
今日8月7日は豊川工廠が58年前に爆撃され、爆死者2千数百人を出した。そのうち4百数十人は学徒であった。広島、長崎の原爆に埋もれてこの事実を知る人は少ない。去年去年角川書店から出版した『子どもたちの戦友』を読んでもらえばこの事実はわかるはずだ。
新刊の『ぼくらの失格教師』が発売される。当サイトでもサイン本販売を行うので、ご利用下さい。



↑このページのTOPへ


All copyright 2002 Souda Osamu & bokura Project. All Rights Reserved.